PER(株価収益率)は株価を一株当たりの純利益で割って算出し、倍率で数値化されます。数値化することによって現在の株価が割安なのか割高なのかを判断することができ、その倍率が低い程割安と判断されます。業態にもよりますが、PERが15倍以上なら割高で10倍以下なら割安と一般的に言われています。

ただ、実際投資する上ではこの数値が全てではなく、PERが高い銘柄はそれだけ人気がある銘柄とも言えるので、PERは株価の割安度を計る数値ということを覚えてください。当然、その他の数値との組み合わせなども重要です。

PBR(株価純資産倍率)も株価の割安度を計れる指標で、純資産に対して時価が何倍まで買われているのか分かります。株価を1株当たり純資産で割ることで求められ、PERと同じく倍率が低いほど割安と判断されます。PBRが1倍以上なら割高で1倍以下なら割安と一般的に言われています。

PBRが1倍の場合、株価と1株当たり純資産が同じということなので、もし会社を解散して全資産を売却すれば、投資額がそのまま戻って来る形になります。つまりPBRが1倍より大きいと投資額を回収することができず、逆にPBRが1倍以下だと投資額以上の金額が戻ってくることになります。

ROE(株主資本利益率)は、株主から集めた資金を効率的に使っているのか判断できる指標で、この数字が高いほど自己資本を使って効率よく収益を上げていると言えます。貸借対照表では、株主資本とは純資産の一部であり、ある意味、投資家にとっては最も重視すべき指標といっても過言ではないかもしれません。私たちは、お金を運用するときに利回りを重視しますが、このROEは企業実績の利回りを意味していると言えるでしょう。

一般的にはROEが10%以上は投資対象にされやすく、上手く経営していると判断されます。ただ、この数値が投資判断の全てではなく、日本企業のROE平均値は5%程度ということと、自社株を多く持っている企業はROE値が高いので、その辺も含めて総合的に判断する必要があります。

配当性向は、企業が株主に対してどれだけ配当を行っているかを利益から判断するための指標です。配当性向は低ければ良いとか高ければ良いなどといった基準はなく、高くても低くても一長一短があります。

成熟企業は株主還元に重きを置き、成長企業は利益を次の事業へと傾ける傾向があり、どちらが良いということは一概には言えませんが、同業種で同じ程度の社歴であれば、配当性向を比べることで配当姿勢が分かると思います。