地域経済の活性化と九州の地場銀行
地域経済活性化とリレーションシップバンキング space3
■地域経済活性化とリレーションシップバンキング
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現在、地場銀行が地域経済の活性化を促進する手法として重視しているのが、リレーションシップバンキング(地域密着型金融)である。リレーションシップバンキングとは、銀行(地域金融機関)が顧客企業との親密な関係を長期間維持することで企業の経営状況やニーズなどを適切に把握し、そのうえで融資などの金融サービスを提供する銀行業のビジネスモデルを指す。より具体的には、銀行が保有する多様な情報を活用して顧客にソリューション(問題解決)機能を提供し、顧客の付加価値の増加に貢献することで、潜在的な資金需要の顕在化や手数料収入の増加を目指すものである。
顧客との長期・密接した間柄を重視したリレーションシップバンキングは、地域との共存共栄を目指す地域金融機関の本質に根ざしたビジネスモデルではあるが、金融庁が地域金融機関の不良債権処理策の一環としてその機能強化を打ち出したことから、社会的にも注目されるようになった。こうした行政側の施策に対応して、地域金融機関も2003年度から2度にわたって機能強化計画を策定し、その実現に向けた取り組みを続けており、地域金融機関における不良債権問題の解決が進んだ2007年度以降も、各機関が「地域密着型金融の推進に関する基本方針」を策定し、さらなる機能強化に努めている。

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求められる事業性融資の再構築

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